2024-08-10 あのおと 夜の静寂を飛び越えて またある時は 朝のまどろみをすり抜けて 田園の先から聴こえる音 ガタンゴトン ガタンゴトン 深い夜も 早すぎる朝も 変わらず何度も鳴響く 線路は遠く遠く離れているのに 不思議だった ガタンゴトン ガタンゴトン 大好きな音だった どんな感情なのかはわからないけれど 懐かしさと 儚さと 安堵のため息を 故郷に帰り 噛みしめるのです